「好きなことで生きていく」というちまたをにぎわす言葉があるんだが、キミも聞いたことくらいはあるかな?
今回はこの「好きなことで生きていく」の本質について考えていこうと思う。
好きなことで生きていく?ソレどういうこと?
「好きなことで生きていく。たしかによく聞くけど、うーん、実際どういうこと?」とまずは疑問に思ったりするだろうか。
世間的な解釈を簡単に言ってしまえば、なんでも良いから自分の好きなことを見つけて(グルメでも釣りでもテレビゲームでもなんでも)、それを極めましょう→お金に変えて生きていきましょう、って感じ。
普通は「お金を稼ぐぞー」って思ったら「じゃあ会社で働きましょう!」が世の常識。そして会社でする仕事っていうのは自分の好きなこととは限らなかったりする。だからツライ。
ツライけど、今まではソレ以外にお金を稼ぐ方法を考えにくかった。
ところが現代はインターネットの発達によって、個人が個人の好きなことを自由に発信できるようになった。そして自分の力で誰かにとっての価値を生み出しやすい世の中になった。
価値を生み出せる=お金が生まれる、ということ。
だから、好きなことだけして価値を生んで、楽しく生きていこうぜ!
っていうのがこの言葉の意味だとされている。
でも、好きなことで価値を生み出せって言ったって、よくわかんないよね。
本質はどういうことなんだろう?何をすればいいんだろう?
言い出しっぺは誰なの?
ちなみに「好きなことで生きていく」の言い出しっぺが誰なのかなんだけど、正直俺も知らない。
ただ、俺はホリエモンこと堀江貴文氏の本で、そういう生き方があるんだってことを知った。
「これからの時代、人間がやっている仕事はどんどんロボットがやってくれるようになる。だから人間はその分ラクができるようになって、空いた時間を手に入れられる」
「そこで何をしようか?って考えたとき、今はネットを使えば自分の好きをいくらでも価値に変えられる。だからどんどん好きなことをやって、遊んで遊んで遊びまくろう」
俺はホリエモンの主張にけっこう心を動かされたんだよね。良いなぁ〜って素直に思った。
ちなみに俺はこの本がかなりオススメ。
そもそも仕事をする=お金を稼ぐとは?
さて、「好きなことで生きていく」の本質に迫るため、そもそも仕事をする=お金を稼ぐってどういうこと?ってのを考えていこう。
仕事=お金を稼ぐ、の根本にあるのは、価値と価値の交換だと俺は思っている。
わかりやすく言ってしまえば、困っている人を助ける、ということ。例えば、
- 食べ物がほしくて困っている人に、食べ物を売ってあげる。
- 素早くラクして移動したいと困っている人に、タクシーや飛行機を提供する。
- 笑って楽しい気分になりたいなと困っている人に、コントやギャグを披露する。
困っていた人は、助けてもらうお返しとして、誰の目にも見えてわかりやすい「お金」を渡している。助ける側は、サービスや商品を提供した分だけ「お金」をもらえる、というわけ。
だから仕事っていうのは、困っている人を助けること。
会社が社員にお金をくれるのも、そういうこと。
- 「この仕事をやってくれる人材がほしい!」と困っている会社に、自分の労働力を提供する。
試しにキミの周りのありとあらゆる仕事が、
〜と困っている人に、○○をしてあげる。
という仕組みになっているはずだから、いくつか考えてみるといい!
・・・ここまでくればそろそろ気づくかな?
〜と困っている人に、○○をしてあげる。
この○○に、自分が好きなことを当てはめよう、というのが、「好きなことで生きていく」の本質だ。
好きなことで生きていく、その本質は?
そんなわけで、「好きなことで生きていく」という言葉の本質は、
- 自分の好きなことを見つけて、
- そのジャンルで他人が困っていることを調べたり考えて、
- その人を助けるための方法を自分なりに考えて、
- それを実行し、困っている人を助けること
この4ステップだね、これができればおそらくキミも「好きなことで生きていく」ことができるんじゃないかな。
じゃあ具体的にどうすんのー、って話はまた今度。(笑)
今回こんな記事を書こうと思ったのはTwitterで見つけたこんな記事から。
単なる逆張りポジショントークではなく、ホンマにそう思うのです。自分の身の安全だけを優先して人生逃げ切れるほど今の時代は甘くない。
AI時代に真っ先に失業するのは「好きなことを仕事にしている人」です https://t.co/A0HaqkbwTS @FACTDEALさんから
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2017年11月1日
服部慎也さんとは少しお話もできまして、
好きなことを仕事にするというか、「お客さんが困ってることを常に調べて解決策を考えてそれを実行するのが好きな人」であれば失業しないってことですかね。
結果、それが好きなことを仕事にしてるってことじゃないですか。業界や職種は何であれ。 https://t.co/TwzCRoW1sa
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2017年11月2日
この言葉を頂いたとき、「いやあ、これだ、これこそが好きなことで生きていくの本質だ!」と興奮したわけでございます。服部さん、ありがとうございました。
結局、仕事というのは誰か他人のためにやるものであって、その誰かを助けるためにやるから価値が生まれてお金がもらえるんだよ、という話なんだよね。
で、「他人のために何をやるか」の選択肢が、会社で働くだけじゃなく、ネットのおかげで個人の好きを生かしていけるよねっていう、それだけのこと。
「好きなことで生きていく」のもお金をもらうんだったら立派な仕事。
どんな仕事でも「お客様のために」という大切な視点、いつの時代も忘れてはいけないぞ。
服部さんのブログ、オススメです。リンク貼っておくけど、よかったら戻ってきて俺が書いた他の記事も読んでねー。
服部慎也さんのブログ→CHANGE THE CONSUL
以上、小山田でした。
んじゃ!
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