「ほしいものがあるんだけどお金もないし、無駄遣いになったらイヤだし、買うか悩むなぁ〜。どうすりゃ無駄遣いってなくせるんだろ?」
↑こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、小山田です!
無駄遣い、なくしたいですよね〜。
お金もないし、置き場も限られてるし・・・後になって「買うんじゃなかった〜」なんて後悔するのはイヤですもんね。
今回は「そもそも無駄じゃないお金の使い方とは何なのか?なにが無駄で、なにが無駄じゃないのか?」という疑問をいっしょに考えていきましょう。
記事の内容
- 無駄遣いを定義する
- 体験にお金を使おう!
- 体験を増やすには好奇心
今回あなたが手に入れる武器は「体験」と「好奇心」です。
読み終わる頃には、きっと無駄遣いしない立派な勇者(?)になっているはず!
目次
「無駄遣い」を定義する
まずは我々の敵、無駄遣いを定義していきましょう!
無駄遣い=面白くないことにお金を使うこと
無駄遣いとは何なのか?
面白くないことにお金を使うこと、だと僕は思います。
当たり前のことだと思いますけど、人生、面白いほうがいいですよね?笑
もし目の前に自由に使える一万円札があったら、なるべく面白いことに使いたい!
(ここでもし「いいや、人生なんて面白くないほうがいいね!」なんて方がいらっしゃいましたら、僕は「そ、そうっスネ・・・」としか返せません)
そんなわけでまずは、
- 無駄遣い=面白くないことにお金を使うこと
- 良いお金の使い方=面白いことにお金を使うこと
と定義して進めていきます。
では面白いとはなんなのか?
面白くないことにお金を使うこと=無駄遣いだとするなら、じゃあ「面白い」「面白くない」って何なの?って話になりますよね。
これに関しては、こんな論文があります。
「おもしろい」の法則(外部リンク)
「おもしろい」とはinterestingとfunnyである
「おもしろい」法則は三つ
「おもしろい」第一法則は予想外であること
詳しくは読んでみてほしいのですが、この中で最も重要なのは「予想外」という言葉です。
面白いか面白くないかを決めるのは、その出来事なりモノゴトなりが、自分にとって「予想外だったかどうかだ」ということです。
たしかに思い返せば、いままで自分が「面白い!」と感じた出来事はすべて予想外(予想の上、予想していなかった)だったし、「つまらない」と感じたものはすべて予想以下だった(予想どおり、予想を上回らなかった)と言えそうだなぁ、と。
僕はすごく納得したんですよね。
なので、
- 無駄遣い=予想外を与えてくれないことにお金を使うこと
- 良いお金の使い方=予想外を与えてくれることにお金を使うこと
と言えそうです。
では、いったい何が、我々に「予想外」を与えてくれるのでしょうか?
体験にお金を使って予想外を味わおう!
我々に予想外を与えてくれるもの、それは「体験」だと考えます。
なぜなら、体験は我々に「結果」を与えてくれるからです。
情報から「予想」し、体験から「結果」を得る
我々は情報と体験の中で生きています。
そして、予想を与えてくれるのが情報であり、結果を与えてくれるのが体験です。
たとえば、映画の予告編を見て「えー、どんな映画なんだろう!こんな展開かな!?」と予想して、実際に見て確かめる。
実際に見れば、面白かったか面白くなかったか判断できる。
たとえば、「アブローラーをするだけで腹筋が割れる!」という情報から、「いやいやウソだろ?んーでもホントなのか?もしかしたら・・・」と予想する。
そして自分で実際にやってみることで、少なくとも自分にとってのホントかウソかを話せるようになる。
予想に対する結果があって、ようやく「面白かった(予想外だった)」か「面白くなかった(予想以下だった)」か判断できる、というわけです。
つまり、
- 無駄遣い=体験し、その結果が予想以下であったとき
- 良いお金の使い方=体験し、その結果が予想外であったとき
となりますね。
体験さえすれば、面白くてもつまらなくてもアウトプットできる!
ところで、「期待してたのに予想以下だったー」という場合。
ここまでの定義だと、この体験は無駄遣いに当てはまります。
- 無駄遣い=体験し、その結果が予想以下であったとき
- 良いお金の使い方=体験し、その結果が予想外であったとき
「アブローラーやったのに腹筋割れなかったー!」ですね。笑
でも、その体験談は本当に無駄なのでしょうか?
あなたが体験し、手に入れた結果には、なんの価値もないのでしょうか?
そんなことないですよね!
体験さえすれば、結果はどうあれ誰かに伝えることができるんです。
- 体験=結果を出し、自分にとって予想外か予想以下かを知ること
そう、みんな大好きアウトプット!笑
アウトプットができるのなら、たとえ体験の結果が自分にとっては失敗だったとしても、完全な無駄遣いではない。
その体験談を必要としている人に伝えて価値を生む、そういう可能性があるんです。
- 体験し、その結果が予想以下であったとき→それをアウトプットする→無駄遣いじゃなくなる
おや、ここまで無駄遣いだと思っていたものが、どうやら無駄遣いじゃなくなりました。
ではいよいよ、本当の無駄遣いに迫りましょう。
本当の無駄遣いとは体験しないこと
本当の無駄遣いとは、お金を使って手に入れたものを、自分自身の体験につなげようとしないことです。
体験をしないかぎり、僕たち人間は大きく変化しません。
面白いか面白くないか、自分がそれを好きかどうかすら、体験をしなければ知ることはできないのです。
積み○○の罪
僕の実際の体験談を例にします。
高校生のとき「ガンダムSEED」という作品にハマっていました。
その作品に登場する機体のプラモデルを、毎月毎月新しいものが発売されていく中で、母親に無理を言ってほぼ全て買い集めていました。
しかし買い集めることが目的になってしまい、最終的には持っているプラモデルのおよそ9割が未開封で部屋に積んである状態になりました。
積みガンプラです。
「作りもしないプラモデルを買い集める」という体験によって僕が知ったのは、「ああ、これが本当の無駄遣いなんだ・・・」ということです。
もちろんその瞬間は所有欲を満たせていたのかもしれませんが、所有欲を満たしたところで人生はあまり大きく変化しません。
もし当時プラモデル達と本気で向き合っていたら、プラモデルを作る楽しさに出会えたか、もうプラモデルはいいかなという価値観を手に入れたか、プラモデルを使った写真撮影や、塗装に興味を持っていたか。
なんにせよ発見や成長、変化があったはず。
体験につなげようとしなかったせいで、お金はただ出ていくばかりでした。
- 本当の無駄遣い=手に入れたものを、自身の体験につなげようとしないこと(お金は出ていき、自身の変化にもつながらず、話のネタにもならない)
- 無駄遣い=体験し、その結果が予想以下であったとき(面白くはないが、アウトプットできる)
- 良いお金の使い方=体験し、その結果が予想外であったとき(面白いし、アウトプットもできる)
我々が避けるべき「本当の無駄遣い」が見えましたね!
コレクションは悪なのか?
ここまで見返すと、まるでコレクション(買い集めること)を悪だとでも言いたげですよね。
気持ちはわかります。
でも、積みガンプラで苦い経験をしている僕からしたら、使いもしないものとか、買うだけ買って押し入れにしまっているだけ、とか正直ムダだと言ってしまいたいです。
これは、僕がここまで生きてきて手に入れた価値観なので・・・。
まぁでも、人それぞれで、別にいいと思います。
その瞬間の快楽とか所有欲が満たされるのは事実ですし、良い思いを味わえればそれでオッケーですよ。(いつか大切な体験を与えてくれるかもしれないし)
僕だって今もたまにガチャガチャで、わけわからない小さな猫のフィギュアを衝動買いしてしまったりして。
そして棚に飾って1〜2週間もしたら見ることもなくなり。
1ヶ月くらい経って思い出して「なんで買ったんだろ・・・」とちょっぴり後悔したり。
いつか価値観が変わったり、引っ越しで片付けなきゃいけなくなったり、突然脱ヲタしたり、悟る瞬間が来たときにちょっとだけ虚しい思いをする。
そういう話です。笑
今が満たされるなら、コレクションもいいと思います!
(僕も今はお金がないから避けているだけで、コレクションすることは大好きです!)
好奇心さえあれば体験は生み出せる!
さて、ここまででたどり着いた本当の無駄遣いの定義です。
- 本当の無駄遣い=手に入れたモノゴトを、自身の体験につなげようとしないこと
ここで注目してほしいのは、「体験につなげようとしないこと」という表現です。
体験というものは、あなたの好奇心次第でいくらでも生み出せる、という話をします。
好奇心とは、質問を生み出し可能性を探る心のこと
ひとつ、例を出します。
完成済みで塗装済みの動かせない、フィギュアを想像してください。(エヴァンゲリオンとか初音ミクとか現場猫とか)
あなたが友人からそのフィギュアをプレゼントされたら、どうしますか?
見た目も、まぁまぁあなた好みだとしましょう。
サイズ感もちょうど、そうだな、あの棚にぴったり置けそうだ。
とりあえず飾りますか?
飾って終わりですか?
飾って終わりだとしたら、それは本当の無駄遣いまっしぐらです。(プレゼントで良かったですね!)
そのフィギュアを、じゃあかっこよく(かわいく)写真に撮ってみましょう。
どうしたらかっこよく(かわいく)写真が撮れるでしょうか?
家にある別のフィギュアやぬいぐるみと組み合わせてみたり・・・外に持ち出して、構図にこだわってみたり・・・。
おや、なんだか塗装が気に入らない部分がありますね・・・塗り直しますか?
でも塗装ってどうやるんでしょう?
・・・とまぁ、お付き合いいただきありがとうございました。笑
これが、好奇心です。
- 好奇心=興味を持って、質問を生み出して、可能性を探る心構え
好奇心の有無によって、飾るだけで終わりそうだったフィギュアが、体験につながりました。
きっとその体験談は誰かの役にたったり、あなたの価値観形成につながったりするでしょう。
好奇心さえあれば、
- 本当の無駄遣い=手に入れたモノゴトを、自身の体験につなげようとしないこと
は、なくなると言っても過言ではありません。
さぁ長くなりました、まとめましょう!
まとめ:無駄遣いをなくすには「体験」と「好奇心」
今回は、無駄遣いをなくす方法を考えてきました。
- 本当の無駄遣いとは「体験」につなげようとしないこと
- 「体験」さえすればアウトプットができる=価値が生み出せる
- 「好奇心」を持てば「体験」は生み出せる=無駄遣いはなくなる
体験の重要さを知ることと、体験を生み出すには好奇心を持つことが大切だ、という結論ですね。
- 体験=どうであれ結果を出し、自分にとって予想外か予想以下かを知ること
- 好奇心=興味を持ち、質問を生み出し、可能性を探る心構え
この2つを使いこなせれば、あなたの人生から無駄遣いをなくすことができそうですよ!
参考になれば嬉しいです。
以上、小山田でした。( ^ω^ )
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