文車妖妃 妖ばなし

【妖ばなし】第8話「文車妖妃」妖怪朗読家が描いた物語は切なさと優しさをくれた

公開日:2017/08/14

痛みを知らないと、人には優しくできないのです。

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あらすじ

遊び人の潤に弄ばれた友美。自殺を仄めかすメールをしつこく送り続けるが軽くあしらわれてしまう。好きな男の気を引きたいが為だけに死を口にする友美の前に、奇妙な女が現れメッセージを告げる・・・。(公式サイトより)

ついに登場。ストーリーテラー文車妖妃の物語

今回の妖ばなし第8話「文車妖妃」は、シリーズのストーリーテラーでもある妖怪「文車妖妃」が話の中心になっています。

文車妖妃とは、恋文に宿った怨念や情念が妖怪になったもの。作中では愛した男に捨てられて、それでも恋文を書き続けた女が自殺して化けてしまった、そんな妖怪として描かれました。

物語にはそんな文車妖妃と同じく、好きな男に振り向いてほしくてLINEを送り続ける、友美という現代の女性が登場します。

自分と同じ運命をたどってほしくない、まるでそんな思いを込めるように友美に語りかける文車妖妃。さて、友美の運命は。

脚本は妖怪朗読家ゆうか

今回の脚本は文車妖妃を演じているゆうかさん。ゆうかさんは妖怪という存在を通じて土地の文化や先人たちの想いを語り継ぐ妖怪朗読家として活躍している、妖怪愛あふれる素敵なお方です。

僕はこの第8話を見終わったとき、「脚本ゆうかさんか!さすがだなぁ」と思わずうなりました。

今回の物語からは、文車妖妃がどういう妖怪なのか、そこから現代に生きる僕たちはなにを教訓にしていけばいいのかがしっかり伝わってきます。

妖怪というものは、とても教訓じみた存在だと僕は思っています。文車妖妃は男を愛しすぎたゆえに破滅してしまった。そこからは「暴走する愛情は身を滅ぼす」なんてメッセージを感じますよね。

妖怪から教訓を得るということは、妖怪がその人の心のなかで生き続けていくと言えます。この物語は、妖怪という存在を現代風にわかりやすく伝え、妖怪を残すことに成功しているように思います。素晴らしい。

言葉には魂が宿る

友美に起こる出来事は、本当にリアルです。友美と潤のようなやり取りは毎日どこででも起こっているはず。

文車妖妃は言います。「言葉には魂が宿る」と。

物語を見終われば、このセリフに誰だって思うところがあるはず。言葉には励まされることもあれば、傷つけられることもある。確実に、言葉には力がある。

どんな一言にも魂が宿り、なんらかの形で相手に届き、そして自分に返ってくる。僕も自分が発する一言を大切にしていこうと思います。

痛みを知れば人は優しくなれるのだ

文車妖妃からの最後の言葉はとても心に刺さります。

「ああ、切ない・・・悲しい話だ・・・」

見終わるとかなり切ない気持ちになりますが、その分だけ人に優しくしようって思えます。潤みたいな人間にならないようにせねば!

個人的にお気に入りのシーンは、潤くんがストレス発散に鑑賞していた映像。実に良い趣味をお持ちで。果たして何を見ていたのかは、ぜひ本編で。

妖怪について触れてみたい、そして文車妖妃の話から、切なさと優しさをもらいたいあなた。妖ばなし第8話「文車妖妃」、必見です。

DVDは第3巻に収録、2017年9月29日発売です。

ゆうかさんは第9話「こんな晩」の脚本も担当しています。こちらも面白いのでオススメです!→【感想】妖ばなし第9話「こんな晩」脚本の下敷きは六部殺しの民話

妖ばなし、各話の感想はこちらからどうぞ!→妖ばなし感想

 


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