【感想】妖ばなし第9話「こんな晩」脚本の下敷きは六部殺しの民話

公開日:2017/06/18最終更新日:2017/08/07

妖ばなし第9話「こんな晩」のあらすじ&感想です。民話を現代風にうまく落とし込んでいてとても面白く見ごたえがあり、文車妖妃からの最後の質問には心がひんやりします。

※ネタバレありです。

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こんな晩

あらすじ

六部大介と奈緒夫妻はある夜、大介の父親であるキヨシを殺害し、死体を埋め、隠蔽する。

8年後、六部夫妻には亮太という小学3年生になる子どもがいたが、亮太は生まれてから一言も口を利いたことがなかった。

そんなある夜、奈緒は突然いなくなった亮太を探し回り、姿を見つけて声をかけるが、様子がおかしいことに気づく。振り向いた亮太の顔は8年前に殺したキヨシの顔になっており、奈緒にこう言うのだった。

「お前が俺を殺したのも、ちょうど、こんな晩だったな」

気が動転した奈緒は亮太を殺害、駆けつけた大介は奈緒を殺害し狂ったあげく家を放火。六部家は崩壊する。

脚本の下敷きは民話「六部殺し」

この回の脚本を担当した妖怪朗読家のゆうかさんもブログで書いていますが、「こんな晩」は六部殺しという民話が話の下敷きになっています。

参考:妖ばなし告知&第9話「こんな晩」(ゆうかさんのブログ)

参考:六部殺し – Wikipedia

民話「六部殺し」では百姓が六部を殺しますが、妖ばなし「こんな晩」では六部さんちで殺人が起こるという上手なアレンジです。笑

皆さん名演が光りますが、個人的にはラストの狂った大介がもう最高。あと化け文箱の冒頭の「ぐわぁ」みたいな声が可愛すぎる。

認知症の爺を疎ましく思う嫁、なんて現代にいかにもありそうですよね。奈緒はハートが強そうな印象ですが、果たしてキヨシの怨念は奈緒の罪の意識が見せた幻だったのか、さてどうだったのでしょう。

まぁ何年経とうが、殺した事実は消せないですからねぇ。

おそろしや。

人間の弱い心が妖を生み出す

消えない罪の意識。ストーリーテラーの文車妖妃が最後に視聴者に投げかける言葉からは「あなたも罪を犯したことあればわかるでしょう?」というメッセージが感じられて、過去に大なり小なり何かやらかしたことのある人はゾクッとすることでしょう。

どれだけ隠しても罪を犯した事実は事実。罪の意識や恐怖心が少しずつ心を弱らせ、妖を作り出す。

古くから言い伝えられる魔物や化物、妖怪たちを生み出したのは人間の弱い心なのだなぁとつくづく思います。きっと六部殺しが語られるようになったのも教訓なのでしょう。それとも、もしかしたら実際に罪を犯したものが見た幻が語り継がれたものかも・・・?

なんて、考えると面白いですね。

妖ばなしは来週6月24日で最終回ですが、DVDが7月28日から順次発売、第二期の放送も決定しているとあってワクワクが止まりません。今後の展開も楽しみです。

いやー、それにしても。ゆうかさんの朗読会、行ってみたいです。

妖ばなし各話感想書いていますのでよろしければどうぞ!→こちら


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