ブロガーとして付き合っていくインプットとアウトプットという言葉を見直してみるシリーズ。第三回は、アウトプットのやり方(方法)について考えます。
前々回の記事「インプットとアウトプットという言葉を見直してみる。①言葉の定義」で、インプットとアウトプットという言葉の定義を見直しました。
- インプット:自分が抱えている問題を解決して自分を喜ばせるために、問題解決に必要な知識や情報を取り入れること、また行動をすること
- アウトプット:誰かが抱えている問題を解決するために、自分が行動を起こすこと。おもに相手の問題解決に必要な知識や情報を教えること、問題解決に必要な商品・サービスを提供すること
そして前回の記事「インプットとアウトプットという言葉を見直してみる。②インプットのやり方」で、インプットのやり方を考えました。
今回はアウトプットのやり方について考えていきます。
アウトプットのやり方
アウトプットのやり方(手順)はこうです。
- 「誰が、どんな問題を抱えているのか?」をリサーチしてみる
- その相手が、相手自身の問題解決のために望むものは何か考える
- 自分のインプットから、教えられることやできることを見つける
- カタチにして届ける
1.アウトプットは「誰が、どんな問題を抱えているのか?」をリサーチすることで始まります。悩んでいる人や誰かの困りごとを見つけます。そして、その問題を抱えている人がどうなりたいのかを考えます。
2.次に、相手が問題解決のために望んでいるものが何かを考えます。知りたがっていること、教えてほしいことは何でしょうか。必要としている商品・サービスはどのようなものでしょうか。
3.相手が望むものがわかったら、自分のインプットから教えられることや、自分のスキルや経験からできることを見つけます。
4.最後に、自分の想いやメッセージをカタチにして、相手に届けます。カタチにするというのは、文章でもイラストでも歌でも写真でも、なんでもいいです。
アウトプットのやり方、補足
とにもかくにも「誰が、どんな問題を抱えているのか?」をリサーチするところから始めましょう。解決したい問題がハッキリするから、何を教えればいいのか、何をつくればいいのかがハッキリします。
この人のこういう問題を解決したい!だから記事や作品をつくるのであって、自分のインプットを聞いてほしい、きっと役に立つはず!はアウトプットの始め方としては間違いだということです。自分の考えを聞いてくれ、というのはインプットの過程を見せているだけであり、たまたま役に立ったりする場合もありますが、アウトプットには含まないようにしましょう。
相手の欲しいものをつくる、聞きたいことを話すのがアウトプットであり、技術や戦術があります。やりたいことをやり、話したいことを話し、書きたいことを書くのはアウトプットではなく、インプットの過程での整理をしているだけです。
アウトプットの質の話
アウトプットの質はすなわち、
- 相手を変えられる(伝わる)か
- 相手を変えられない(伝わらない)か
で決まります。問題をしっかり解決してあげ、そして相手を変え、行動に向かわせられるものをつくることが、質の高いアウトプットです。
そのためにも、相手の抱える問題のリサーチや明確化に時間をかけることがアウトプットのキモになります。また、PREP法や5つのNOTなど、伝え方を学ぶこともアウトプットの質を高めることにつながります。
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