映画「いまを生きる」を見た。
自分の人生をどう生きるか?に関して強いメッセージ性にあふれた作品であり、とうぜん見る人によって受け取り方は変わるであろう。正解は無いんだろうね。
だから面白い。
人生は選択だらけ
128分の映画の中で描かれるのは、いろんな人のいろんな選択。
- キーティング先生は自分なりの方法で生徒を教えると決めた
- ニール達は死せる詩人の会を復活させようと決めた
- ノックスはクリスを愛そうと決めた
- トッドは親からのプレゼントを投げ捨てると決めた
- チャーリーはヌワンダと名乗ると決めた
- ニールの父親ペリーは息子のために演劇をやめさせると決めた
- キャメロンは規則を守ると決めた
- ラストで机の上に立つと決めた生徒と、立たないと決めた生徒
教科書を破ったのだって、キーティング追放の署名だって、先生や親に言われたからだとしてもすべて彼らが選択したのだ。
人生にはこんなにも選択があふれているんだと思い知らされる。
もちろん、「選択する」と成功する場合も失敗する場合もある。分岐点なわけだ。
選択をするというのは、実にドラマチックな出来事なのである。
大切なのは自分の力で今考えて決めること
「いまを生きる」の登場人物には、選択したことで失敗もあったのかもしれない。映画を見て「この人のこの選択は失敗だった、成功だった」と語るのは簡単だ。
だけど現実でわれわれが何かの選択をして、それが成功だったか失敗だったか?なんて、後にならなきゃわからないのがほとんどである。大切なのは、今どうしたいか?を精一杯の自分の力で考えて決められるかどうかじゃないか。
その選択によってつらい目にあうかもしれない。ニールと父親ペリーのようなすれ違いを重ねた結果、悲惨な事件も起こってしまうかもしれない。
でも、結果はどうであれ、彼らの選択はどれも尊く、人間らしかった。
今この瞬間を自分の力で考えられない、決められない人生は送りたくないと思う。
自分の人生ってのは自分自身の決定の上に成り立っているんだと、そう教えてくれる作品だった。
まとめ
型破りな先生と多感な生徒たちの青春ドラマ。いい映画だった。個人的な感想としてはちょっとだけ中だるみもあったし、ニールの結末には他の可能性はなかったのか?と思いもしたが。
ただ、見た人みんなに何かしら考えさせてくれる素敵な作品なのは間違いなし。みんながみんなプラスに受け取らないのが、また良いんじゃないか。
人生というものを考えたくなったときに、また見よう。
以上、小山田でした。( ^ω^ )
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