世の中お金がすべてなのか、お金を持ってる人と持ってない人どっちが偉いのか、お金を欲しがるのは汚いことなのか、金の亡者は悪なのか・・・。
妖ばなし第33話「金霊」は、お金について考えさせられる回でした。
予告動画
金霊についてざっくり学ぼう!
「金霊(かなだま)」と聞いて、いったいどういう存在なのか私はわかりませんでした。そこでwikipediaで調べてみると、ざっくりこう書いてあります。
- 金の精霊であり、訪れた家を栄えさせるといわれる
- 無欲善行の者に福が訪れることを象徴したもの
- 金玉という字をあてる場合は物質寄り。空から落ちてきて、手にした者の家は栄える
「欲を持たずに良いことしてれば福がやってくるよ!」という教訓のようなものだと私は解釈しました。
主なあらすじ
今回の話を振り返ってみましょう。
金貸しの金田摩耶のもとに金を借りに来る映画監督の借間栗男。摩耶は「利益が上がらないならどんな芸術作品もゴミ」「モノを生むやつより金を生むやつが偉い」などの発言をする、いわゆる金の亡者。借間は摩耶の足を舐め、金を借りる約束をしてその場を去る。
その後、摩耶は仲間の成上企美に「けっして覗かないように」と告げ、礼拝室へ向かう。摩耶が祀っていたのは、頭が2つあるクマのぬいぐるみ。彼女はこれを「金霊様」と呼び、「もっとお金を、もっとお金を」とお願いする。
摩耶が礼拝中、逆上した借間が入ってきて摩耶を包丁で刺す。すると摩耶の口からは大量の小判が・・・摩耶、借間、そしてボディガードはその金に埋もれてしまう。
そのころ、どさくさに紛れてまんまと金霊様のぬいぐるみを手にした企美。天に向かって「大きなお金をください!」と叫ぶと、空から人間の体よりもはるかに巨大な小判が落ちてきて、つぶされてしまった。
監督・脚本は杉本末男(chara)さん。今回の話は、「無欲善行に励めばやってくる」はずの金霊を欲まみれの人間が手にした結果破滅してしまった、という話でしょうか。摩耶を演じた美貴さんのサイコパス演技やセリフが印象的でした。
〆切とは死んでも守らないいけないルール・・・
芸術ぶった作品を作っても利益が上がらなければゴミ・・・
アートは非生産、すごい作品作っても評価されなきゃムダ・・・
数字取らなきゃ意味がない・・・
あゝ朝から猛烈なパワーワード・・・ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい #妖ばなし— 妖ばなし【公式】 (@08y1D) 2018年9月14日
お金について考える
物語では結局みんな死んでしまったようなので、「金の亡者は悪でありバチが当たるぞよ!」といった感じでしたが・・・。
私も今から4ヶ月ほど前の2018年5月頃までは「お金の話をするのは良くないことなのよ。お金お金うるさいと嫌われるわよ」という思想に染まっていました。そういう環境で育ってきたので、そういうもんだと思っていました。
なのでその当時に今回の話を見ていたら「イヤだねーお金の話なんて。おー怖い怖い」なんて感想だったかもしれません。
でも今は「お金たくさん稼ぎたい!世の中お金だろ!」って思ってます。
だって、お金さえあればみんなを幸せにできる。スーパーでオレンジジュースを一本買えば、お店で働く人、ジュースをお店に届ける人、ペットボトル容器を作る人、ジュース工場で働く人、ジュースを開発した人、材料のオレンジを作る人、もっともっとたくさんの人を幸せにできます。
お金ってのは正しく使えばみんなが幸せになるアイテムで、たくさん稼いでバンバンお金を使って経済回してる人は間違いなく偉いと思うんです。(あくまでお金を使ってるというのがポイントね)
なので、摩耶くらいまで振り切れるのはちょっと行き過ぎですが、毎日お金お金って言いながら暮らしたい。ちゃんと稼いで、自分が使いたいことに使って、世の中回したい。そんなふうに思いますね。
まぁ、今は毎日「お金(足りない)お金(足りない)」ですけど。(笑)
まとめ
妖ばなし第33話「金霊」を見たら、お金について考えさせられました。
- 金霊は金の精霊で訪れた家を栄えさせる
- 摩耶の存在が印象的
- 私のところには金霊、訪れそうもないかな
今回の登場人物、ネーミングセンスが抜群ですよね!摩耶を演じる美貴さんの演技やセリフや太もも、コメディチックなオチも印象的な回でした。血まみれ部屋はちょっとホラーでしたね。あと、「でげす」には笑いましたw
以上、小山田でした。( ^ω^ )
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