妖ばなし第32話「豆腐小僧」感想/最高にわけわからん回(褒め言葉)

公開日:2018/09/19

伝説が生まれた瞬間・・・。

妖ばなし第32話「豆腐小僧」は最高にわけのわからん回でした。でも最高に笑えて、そして謎に背中を押されるという、ようするに小山田イチオシの大好きな回です。

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予告動画

あらすじ

無類の豆腐好きでトレーニングが趣味の会社員・椎名。そんな椎名のことが気になっている同僚・尾崎は椎名を居酒屋での食事に誘うが、鈍感な椎名は尾崎の想いに気づかない。

翌日、いつもどおり起きて豆腐を食べようとする椎名だったが、豆腐が無い。

そこへ玄関のチャイムが鳴り、覗き穴をのぞくと、豆腐を持った怪しい男が立っていた・・・。

感想

見終わるとみんなが思うはず。「なんなんだ、この話!(笑)」と。

とにかくわけがわからない。冒頭から妖怪ウォッチとゲゲゲの鬼太郎のパロディではじまり、独身男の筋トレシーンにシャワーシーン、無類の豆腐好きによる豆腐愛を見せつけられ、無駄にやたらかわいい恋する尾崎さん、豆腐を持って不気味に微笑む豆腐小僧、やたらスケールのでかい追いかけっこ、すっとぼけたBGM、クリームチーズ、爆破・・・ラストでは文車妖妃までふざけてみせる。

ねぇ、わけがわからないよ?(笑)

わけがわからないんだけど見ていれば笑えるし、見終わるとじゅうぶん満足できてしまう。「あー、面白かった」って。

でも今回の「豆腐小僧」をただ面白かっただけで終わらせると少しもったいない気もする。

この話は人生に悩む人の背中を押してくれて、人類を平和に導くポテンシャルを持っているような気がするんだ・・・。

盛り上がってまいりました。

意味なんて決めつけなくてもいいんだ

予告動画で文車妖妃は言う。

「毒にも薬にもならない無害なものなど本当にあるのでしょうか?」「無類の豆腐好きの男のもとにやってきた彼の目的とは?」

さて、豆腐小僧にはたして目的はあったのか?豆腐小僧が存在する意味はなんなのか?

今回の話のなかでは、豆腐小僧が椎名の前に現れた理由は「豆腐を届けに来た」でしょう。

ではなぜ?なぜ豆腐小僧は豆腐を届けに?

なぜ豆腐小僧は椎名をあそこまで執拗に追いかけたのか、なぜそこまでして豆腐を渡したかったのか・・・。

わけがわからない、というか、これって深く考える必要がないんだと思う。

怪しくてわけがわからないものが「あやかし」であり、その最たる例が豆腐小僧。作中でも言われていた。「豆腐小僧の目的や実態は、ほとんど解明されていない」

もちろん今回の話で豆腐小僧という妖怪に何かしらの目的を持たせて物語に登場させることもできたはず。それでも豆腐小僧にあえて明確な(意義のある)目的を与えないことで、「この世には意味がない(意味がわからない)ものが存在していてもいいんだ」という証明をしてくれたような気がして。

とかく人生を生きていると、「あっちが正解こっちが間違い」「あっちは正義でこっちが悪」「これが存在する意味は?意味がないってダメなんじゃない?」と何かを決めつける人生を送りがちです。

でも世の中には豆腐小僧のようなわけのわからないものが存在している。そして、わけのわからない妖怪・豆腐小僧を、監督脚本の黒田勇樹さんは自分の好き放題に、わけのわからない存在のまま作品に仕上げてくれた。

そう思うと、自分の人生も、わけのわからないことがあってもいいんだーって思えてちょっと気が楽になります。そしてちょっと心が穏やかになる。

こういう心の余裕がさ、世界平和にもつながるんだ、きっと。たぶんね。ああそうだ、きっとそうだ。

そんなわけで、人生に息苦しさを感じたら、豆腐小僧を思い出そう!

まとめ

  • わけはわからなくてもとりあえず面白い
  • わけがわからないことをそのまま楽しむ勇気を与えてくれる

妖ばなし第32話「豆腐小僧」、また大好きな回が生まれました。

僕たちは「豆腐小僧」という豆腐おじさんがいたことを、忘れないようにしよう。

以上、小山田でした。( ^ω^ )


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